アコースティックで、ハッピーなSwingのオーケストラ「鈴木正男& SWING TIMES」のブログ。頭の奥に、心の裏側に、身体の隅々まで届く軽い音楽のメッセージ。2011年には25周年を迎えます。
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きっとこのひと月余の未曾有のトラブルの中で、みんな意気消沈していたのだろう。
4月26日(火)の「鈴木正男 & SWING TIMES」のライブ(南青山MANDALA)は、メンバーも、集まったスイング・ファンも、オープニングの「Let’s Dance」が始まった途端に熱気を帯びた。
鈴木正男(leader,cla)

第1部
01 Let’s Dance
02 Down South Camp Meeting
03 On A Clear Day
04 King Porter Stomp
05 Sometimes I’m Happy
06 Everything I Love (vo)
07 Skylark (vo)
08 Out Of Nowhere (vo)
09 You Made Me Love You
10 Life Goes To A Party
第2部
01 Anvil Chorus
02 Two Little Time
03 St. Louis Blues March
04 Moonlight Serenade
05 In The Mood
06 When Light Are Low (vo)
07 Young And Foolish (vo)
08 Bei Mir Bist Du Shon (vo)
09 One O’clock Jump
10 Sleepy Lagoon
11 Festival And Children
(encore)
12 The Pink Panther (Theme)
13 Drum Boogie
長田明子(vo)

いつものライブでもあまり聴かれないナンバーもあって、実に楽しいライブだった。
「On A Clear Day」、「You Made Me Love You」、「Life Goes To Party」、「Anvil Chorus」等など━
長田明子の「Skylark」は良かったなあ‥しみじみ聴き入ってしまった。
それに「Bei Mir Bist Du Shon」(素敵なあなた)はビッグ・バンドをバックに、構成も面白くとくにナマではなかなか聴くことができないから、それにこんな時期だからこそ大いに元気付けられる。
内田光昭(tb)

2部の「Two Little Time」の内田光昭のトロンボーンには、会場一同聴き惚れた。演奏が終わるとため息が洩れ、メンバーの中から「アンコール!」の声が飛ぶほどだった。
この日は前々前回「ムーンライト・セレナーデに誘われて‥」で最近のお見えにならないがと書いた、グレン・ミラー生誕地協会の青木さんもいらっしゃっていたが、この演奏にはさぞかしご満足されたことだろう。
それから「Sleepy Lagoon」(岸 義和tp)はベテランならではの、ゆったりと楽しめる哀愁ある「Sleepy Lagoon」だった。
トランペットといえば時々ソロを挟む鈴木正晃が相変わらず達者で楽しい。とくに「One O’clock Jump」での城谷雄策との掛け合いは、これぞジャズの妙味と言えよう。
さらにこの日は3番にベテランの間宮良二が入っていたが、こんなに充実したトランペットセクションのバンドが他にあるだろうか。

以前にも書き、今回も好みで言わせてもらうが「Sometimes I’m Happy」(「Sometimes I'm Happy~時々、しあわせ~」)の粋さ、アンコールでの「The Pink Panther」のシャレっぽさ、「Drum Boogie」(「ドラム・ブギーが聴こえた━」)の豪放さはまさにスイングの醍醐味。
久し振りに八木秀樹(dr)を聴いたが、「Drum Boogie」は素晴らしかった。
八木秀樹(dr)

あの地震の後久し振りのライブで、プレイヤーも観客も元気の素を改めて心に取り込められたと思う。
会場には義援金のボックスも置かれ、この元気を少しでも被災地へ届けようと、協力していた。復興も、原発の処置もできるだけ早く、最良の域にいけることを切に願うばかりである。

メンバー
<トランぺット>鈴木正晃、岸 義和、間宮良二、城谷雄策
<トロンボーン>吉池健二郎、内田光昭、小林 稔
<サックス>鈴木孝二、鈴木直樹、田辺信男、唐木洋介、大堀 博
<ピアノ>大橋高志、<ギター>蓮見芳男、<ベース>ジャンボ小野、<ドラムス>八木秀樹

※敬称は略させていただいています。
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【2011/04/27 15:10】 | SWING TIMES
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このたびの東日本大震災において、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。(合掌)
そして被災され、生活環境を大きく変えられ頑張っておられる皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。
鈴木正男 & SWING TIMES 鈴木正男、長田明子、メンバー一同


こんな時だからこそ音楽が威力を発揮し、皆を元気付け明るいエネルギーを与えられるのではないかと思う。
が、ここへきてライブやイベント、催事が軒並み中止や延期となり、音楽が鳴りを潜めてしまった。つまりはミュージシャンの仕事も急激に無くなってしまっているということである。
こんな時期だからとはいえ、そろそろ皆が元気を出さなければいけない時期でもある。そうこんな時期だからこそ、ミュージシャンの、スイングの力が役に立つのではないのだろうか。

あの3月11日以来、節約・節電ムードで普段なら常にパイロット・ランプは点いている各種デッキ類も、聴くときに入れようとコンセントから外してしまっていた。
聴きたいと思ったときに、即音が出せないとつい煩わしくなっていつの間にか20日以上も火を入れてないことに気がついた。
しかしここまで来ると、震災のショックでしばらく聴いていない禁断症状もないままの体調不良を、通常と勘違いをして過ごしていたことに気がついた。異常も日々続けば日常となる、というヤツである。
それはよくないと、早速グッドマンのスイング・シャワーを浴びてサッパリしようとCD棚の前へ行ったが、今度は何を選んで聴いたらよいのか判断がつかない。運動不足ならぬ、まさにスイング不足で身体が、感覚が即反応しないのだ。困ったものだ。

鈴木正男 & SWING TIMES
そこでふと目に留まったのが、前回2月28日の「鈴木正男 & SWING TIMES」のMANDALAでのライブの記録である。
そうだ、これにしよう!と早速、第一部、第二部と続けて聴いた。
そこで気がついたのだが、あの3月11日を境にして、どうやら感覚が変わってしまったらしい。決してオーバーではなく、あの未曾有の災害を挟んで少なくとも私の中では時代が変わったのである。
どういうことかというと、「鈴木正男 & SWING TIMES」の演奏を、オープニングの「Let’s Dance」の鈴木正男のイントロに続いて流れるようなアンサンブルを聴いて、今までに感じたことの無い胸に迫るものを覚えた。えも言われぬ懐かしさがこみ上げてきた。
それから「Jersey Bounce」、「Mission To Moscow」‥と、スイングが私の中で今までと違ったものになるのを感じたのである。2001年9月11日以降、アメリカが時代感覚を変えたように━

その後何日か経って、プラシド・ドミンゴが公演後のアンコールに応えて、今回の被災者のために「ふるさと」を日本語で歌うのをTVで観て、同じような感覚を覚えた。(4月10日「プラシド・ドミンゴ コンサート イン ジャパン2011」)

スイングはある意味、1920~40年代にかけて大衆の心を捉えた流行歌(曲)のようなものである。その心に響いた何かが、今回のような人生観が変わるともいえる災害をきっかけに、ある意味時代が変わるであろう時に、とくに好きな者にとっては懐かしい感覚となって顔を出してくるのではないだろうか。

「鈴木正男 & SWING TIMES」の次回のライブは4月26日(火)「南青山MANDALA」。ベニー・グッドマンの小気味のいいサウンドも、グレン・ミラーの優しいサウンドも、何となく落ち着かない毎日にやすらぎの隙間を教えてくれるはずである。
ひと時のなごやかさと明るさと、何はともあれあのスイング感を想い出しに、是非お出かけください。
まだまだ先は長く、頑張らなくてはならない今こそ、いまこそ、Let’s Swing!

【2011/04/14 10:14】 | SWING TIMES
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